アヤパン待望論は、昨年秋から局内でささやかれていたという。前出・記者が続ける。
「昼の時間帯はスポンサー収入の面から、制作費や司会者のギャラ問題がネックだったようですが、ベテラン局員の年収程度、推定1回10万円で年間2500万円という破格の契約だったようです。4月から1年契約で、日テレ躍進の人気番組『ミヤネ屋』にぶつけ、視聴率の切り崩しを狙う。同時に安易な韓流ドラマの垂れ流し批判対策にもつながります」
そんなフジテレビのテコ入れ情報は、ライバルの「ミヤネ屋」スタッフのもとにも伝わっていた。日テレ局員が話す。
「第一報は11月頃でした。まだ司会の宮根(誠司)さんは聞いておらず、『マジ?』と驚いてましたよ。そりゃ宮根さんはフジでもレギュラー番組を持っているわけですからね。すぐに事務所スタッフに確認させていたぐらいです。年末に『ほぼ(アヤパンで)決まり、番組タイトルが“アヤパン屋”なんて話も』という続報が届くと、宮根さんやスタッフにも『挑戦状を叩きつけられたからには引けない』という空気が流れ始めました。TBSの『ひるおび!』が4時間枠にするなど対決姿勢を強めた時も、打ち合わせを密にして完勝しているだけに、今回もより“主婦向け”の情報を盛り込んだ策を練ってくると思います」