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独首相 支援基金拡大に応じる姿勢 NHKニュース

ユーロ圏の各国では、2年前、財政状況が厳しい国を支援するための暫定的な措置として、「EFSF=ヨーロッパ金融安定化基金」を発足させたのに続いて、ことし7月には常設の「ESM=ヨーロッパ安定化メカニズム」を発足させ、基金の規模の拡大を図ろうとしています。

ところが、最大の支援国であるドイツは、これまで基金の上限を5000億ユーロ(日本円でおよそ55兆円)にとどめるとして基金の拡大に難色を示してきました。

この問題について、メルケル首相は26日に行われた記者会見で、「2つの基金を数年間併用することで上限を合わせて2000億ユーロを増やし、7000億ユーロ(日本円で77兆円)とすることも可能だ」と述べ、初めて基金の上限の引き上げに応じる姿勢を示しました。

ドイツが態度を軟化させたことで、今月末にデンマークで開かれるユーロ圏の財務相会議で各国が基金の拡大で合意する可能性が高まり、信用不安の払拭に向けはずみがつくのか注目されます。