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FRB議長がクルーグマン氏に反論−助言を「無謀」と退け

バーナンキ議長は25日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者団に対し、失業率引き下げの若干速い達成を目的として「より高いインフレ率を積極的に目指すことは理にかなうだろうか」と発言。「それは非常に無謀だろうというのがFOMCの見解だ」と述べた。

クルーグマン氏は、プリンストン大の経済学部長を務めていたバーナンキ氏によって2000年に同大に採用された。クルーグマン氏はニューヨーク・タイムズ・マガジン誌上で、失業率を低下させるために現行2%のインフレ目標を引き上げるべきだとFRBに提言。バーナンキ氏が2000年に日本銀行に対し、デフレ脱却のためにインフレを加速させるよう助言したことを踏まえて、FRBのそのような政策転換は、バーナンキ氏の当時の発言と合致すると主張した。

バーナンキ議長は記者団の質問に対し、FOMCの政策が以前の学者としての立場と矛盾するとの見方を否定。「それは全くの誤りだ。今日の私の見解とわれわれの政策はその当時の私の考えと完全に一致している」と反論した。