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格付けは重要性失った−知り過ぎた元S&P幹部が指摘

S&Pを昨年12月に解雇されたデービッド・ジェーコブ氏

格付け会社があるのはなくてはならないものだからであって、信頼されているからではない」

「リテール(小口)投資家は信頼しているかもしれないが、不幸な人々だ。機関投資家は信頼していないと思う」

格付け会社サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン債権を裏付けとした証券の格付けをつり上げ、大恐慌後で最悪の金融危機を招く一因となったことを受けて、債券市場での評判は一段と低下している。S&Pは昨年8月に米国を格下げしたものの、米国債の利回りは過去最低水準を付けた。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる先月の世界の大手投資銀行15行の格下げでは、金融機関の債券の保証コストは低下した。

「格付けは神の聖なる仕事ではなく、ビジネスだ。一定の市場シェア獲得を目指すことと信頼性を失うことの微妙なバランスの上にある」