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【外交文書公開】政治的支持、軍事協力なければ沖縄撤退 米政府高官発言判明

 同年3月23日に岸元首相が米ワシントンでマクナマラ氏らと会談した内容を報告した極秘文書によると、岸氏は「今後どのくらいの期間米国は沖縄に基地を保有する必要があると思われるか」とただした。


 マクナマラ氏は「純然たる私見」と前置きした上で「日本の政治的雰囲気が基地の有効な機能を許さないなら居座ることなく、日本に防衛の責任を引きついでもらうべきだ」と指摘した。さらに「米国と政治的関係で協同しつつ、軍事面にもこれを及ぼさんとすることに日本が賛成なら、われわれは沖縄にとどまるであろうが、しからざれば引き揚げる」とも述べ、日本の役割拡大を求めた。

 一方、同年1月20日にジェームズ・マーティン米公使が外務省の東郷文彦北米局長との会談で「日本の防衛ということなら沖縄は要らないのであるが、沖縄基地を必要とするのは極東の安全のため」と述べていたことも、同月22日付の極秘文書で判明した。