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〈@ロンドン〉記者泣かせの通信事情

 五輪期間中、市外から100万人が訪れるといわれるロンドン。交通渋滞と共に通信回線への負担を懸念する声はあった。ロンドンの通信環境はもともと良いとはいえないからだ。

 普段は「3G」(ドコモでいうFOMA)回線が使えるが、回線が混むと2Gに切り替わるらしい。

 日本の通信環境は恵まれている。携帯電話は2Gが終了し、3Gが標準。光回線並みの通信速度を持つ「LTE」サービスも始まった。固定回線も、日本では人が住んでいる地域の9割に光ファイバーが張り巡らされ、4割の世帯が契約済み。世界的には驚異的な数字だ。

 一方の英国では、ブロードバンドというとADSLが基本で、なかなか光化が進んでいない。国は光の普及計画に躍起で、ロンドン市内でも頑張っているというが、オリンピックパークなど再開発地域が中心だ。


 いったいなぜか。出国前に英国駐在員経験のある通信会社の社員に聞くと、「単純な話です。町並みは石造りが基本で、工事が進まないから」との答えが返ってきた。