沖縄県によりますと、２６日午後５時前、沖縄防衛局から基地問題を担当する部署に電話があり、「気象条件にもよるが、オスプレイは早ければあさってにも、準備ができた機体から、順次、山口の岩国基地から沖縄へ飛行が行われる」と伝えてきたということです。
これは、防衛省の指示を受けて沖縄防衛局が連絡したもので、オスプレイの配備が計画されている普天間基地を抱える宜野湾市にも、同じ連絡があったということです。
オスプレイを巡っては、一時的に駐機している岩国基地で、今月２１日から毎日、試験飛行が行われていますが、沖縄県の仲井真知事は「県民の不安が払拭（ふっしょく）されないかぎり受け入れられない」と配備に強く反対していて、オスプレイの配備に地元の理解を得るのは難しい状況です。
沖縄県の仲井真知事は「おとといときのう、防衛大臣や官房長官に対し、沖縄への配備の中止を強く申し入れたにもかかわらず、配備計画が進められることは誠に遺憾だ。政府による説明はいまだに不十分で、県として配備に断固反対する」というコメントを出しました。
