2012-10-23 ■ 経済 経済 偏重する日銀緩和期待、財政不十分でデフレ脱却期待は広まらず 日銀の追加緩和期待が強まり円安が進む一方、日本株は伸び悩んでいる。利益確定売りが強まったこともあるが、財政政策が不十分な一方で、日銀への緩和期待だけが偏重しており、市場のデフレ脱却期待が広がらないことも一因だ。 外需減速懸念も根強く、円安が進んだとしても、国内企業の業績下方修正の懸念が晴れないなかでは、積極的なリスクオンは難しいという。 現在の経済環境下では、ほとんどの人は金融緩和だけではオカネを使おうとは思わないためだ。