バフェット氏は、景気の落ち込みは欧州よりもアジアの方が大きいと指摘。ただアジアはより高水準からの減速となっているとした。
一方、同氏が率いるバークシャー・ハザウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下の住宅関連企業の業績は、このところ2けたの伸びを記録していると指摘。住宅市場は明らかに上向き始めたとの認識を示した。
バフェット氏はこれまで、住宅市場が改善しない限り、米経済の回復が本格化することはないとの立場を示している。
また米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長については、3期目も続投することが米経済にとって最善との考えを表明した。
共和党のロムニー大統領候補は、当選した場合、議長を再指名しない意向を示しているが、バフェット氏は同意しないとし、「バーナンキ議長の続投を支持する。家族やあらゆる人々に議長を支持するよう呼びかける」と述べた。