先生がやって来てから、
私の周囲のものすべてが、
愛と喜びに息づき、
ゆたかな意味をもつようになったのだ。
先生は、あらゆるものの中にある『美』を、
ことあるごとに指摘してくれた。
また、考え行動し、手本を示すことによって、
私の人生が楽しく有意義なものになるよう、
常に努力を続けられたのだ
私の中には抑えがたい『力』がある。
友人たちの説得にも負けず、
私の心の願いすら聞こうとしない。
その『力』が、目が見え耳が聞こえる健常者と競って、
力を試そうと私を駆り立てたのだ。
行く先々でさまざまな障害があることはわかっていた。
それでもその障害に打ち勝ちたかった。