日産自動車は、先月、中国で販売した新車の台数が６万４３００台で、去年の同じ月を４０．７％下回りました。また、ホンダは２万４１１５台と、去年の同じ月を５３．５％下回り、マイナス幅は９月の４０．５％に比べてさらに拡大しています。
１日に発表されたトヨタ自動車の先月の中国での新車の販売台数も、去年の同じ月を４４．１％下回っており、いずれも大幅な落ち込みが続いています。
これは、日本政府による沖縄県の尖閣諸島の国有化に中国国内で反発が高まり、日本製品をボイコットする動きが広がっていることや、通常の販売促進活動が行えなくなっていることによるもので、日中関係の冷え込みは自動車各社の販売にも深刻な影響を及ぼしています。
