【梅田どう変わる 新生・阪急梅田開店(上)】ロンドン、パリ、NYに学べ 欧米流セレブ百貨店はドケチ・大阪人に根付くか
【梅田どう変わる 新生・阪急梅田開店(中)】ライバルを蹴り落とせ!売り場8万平方メートルの大砲巨艦主義
【梅田どう変わる 新生・阪急梅田開店(下)】情報+流通で「百貨店の努力不足を克服」 椙岡俊一会長インタビュー
−−新たな阪急梅田本店で目指したものは
「今の百貨店の努力が不足している“情報”を扱う機能を追求した店だ。今はモノがあふれ、単に機能や価格だけで消費者の目を引きつけられない。単なる流通業でない『情報リテイラー(小売業者)』として、こだわりを持つ消費者に、商品に関する背景なり文化を丁寧に伝えていく」
−−集客のカギは何か
「百貨店の主役はお客さまと商品。百貨店は主役のための舞台で、広場やホールなどは舞台装置だ。感動や学び、驚きがあり『百貨店って面白い』と感じてもらえることが重要だ」
−−勝算はあるか
「昔に比べ、百貨店はそれぞれの生き方を目指すようになった。同じ地域でも個性の異なる店が増えれば、さらに多くの買い物客が集まる。阪急梅田本店は生き残ることができると信じている」