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麻生副総理が白川日銀総裁と会談 「2人でやっていく」

政府と日銀の連携強化について「連絡や政策調整について2人でやっていくことになる」と話し、白川総裁との間で緊密な連携をとっていくことを確認したという。白川総裁も了承したという。

アングル:日銀総裁の会談相手が財務相に、関与強化へ政権の意思表示か

これまで日銀総裁の政府側交渉相手は首相。

安倍政権は、民主党政権下で廃止されていた経済財政諮問会議を復活。同会議は月1回、多いときは月2回開催されたため、今回も同じように開かれれば、今までよりも日銀総裁と首相が合わせる頻度は高くなる。そのため総裁と首相による会談は不要になる、というのが政府側の説明だ。

しかし日銀から見れば、総裁が首相に1対1で要望を進言する場が失われる。首相は財務相を通じて日銀総裁に要望を伝えられるが、日銀側の声は財務相には伝わるものの、首相まで届くとは限らない。

そこに市場関係者は、日銀に対するグリップを強めようとする政権のメッセージを読み取っている。