コラム
『Chanson de 越路吹雪 ラストダンス』 彩乃かなみ演劇コラム
私が舞台や映画を観て心ときめく瞬間の一つに、
【過去の歴史を楽しみながら思いもかけず学ぶことができる】
というものがあります。
その方の半生なり一生なりを多くの方に伝えるからには、出来る限りの真実を…と思う一方で、その方を【自分が演じることの意味】という事も同じ位真剣に考えます。
今回この作品を観劇した時、
その忠実に…という、ある種追い求め過ぎると制限されてしまうやもしれない表現を飛び越えて、いい意味で自由で、楽しみながら過去の偉人を演じる俳優さん方が印象で、、、でもその偉人方を演じられる覚悟と決意も凄く伝わってくるような気がして、なんだかとても感動しました。