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中国GDP伸び率 13年ぶり8%割れ NHKニュース

中国の国家統計局が18日に発表した去年のGDPの伸び率は、おととしに比べて7.8%のプラスにとどまり、1999年以来13年ぶりに8%を下回りました。
これは、中国経済を支えてきた輸出の伸びが、ヨーロッパの信用不安などによる世界経済の低迷や、中国国内の人件費の上昇による輸出競争力の低下を背景に、大幅に鈍ったことなどによるものです。

ただ、併せて発表された去年10月から12月の第4四半期のGDPの伸び率は、前の年の同じ時期に比べて7.9%のプラスとなり、8四半期ぶりに前の期を上回って、足元では景気の減速に歯止めがかかったことを示しています。

中国は、GDPの伸び率が2003年から5年続けて10%を超えるなど、極めて高い成長を続けてきました。
しかし、高成長は、物価の急上昇や貧富の格差の拡大、それに環境の破壊といった弊害ももたらしたため、中国政府は去年の経済成長率の目標を7.5%という低い数字にあえて抑えていました。
これで、GDPの伸び率は2年続けて1桁となり、2桁の高成長が続いた時代に終わりを告げたことになります。

これについて、国家統計局の馬建堂局長は「共産党と政府は穏やかな成長を一層重視して、経済を一定の水準に保ち、社会を安定的に発展させている」と述べ、今後も成長率の高さではなく、経済の質の向上を目指していく考えを示しました。

中国の第4四半期GDPは7.9%に伸び加速、12年は7.8%で99年以来の低成長