オバマ大統領は、アメリカ合衆国憲法の規定に従い、すでに現地時間の２０日正午（日本時間の２１日未明）、ホワイトハウスで宣誓を行い、２期目の任期が始まっていますが、２０日が日曜日だったため、就任式は２１日に持ち越されました。
このあと始まる就任式では、オバマ大統領が再び宣誓を行ったあと、２期目の就任演説を行い、アメリカが直面する課題にどのように取り組んでいくか国民に向けて訴えます。
就任演説のあと、ミシェル夫人と共に車に乗り込み、連邦議会からホワイトハウスまでパレードを行う予定です。
昨年１１月に再選されたオバマ米大統領が２０日正午（日本時間２１日午前２時）前、ホワイトハウスで家族や側近を前に就任を宣誓し、政権２期目が正式に始動した。
２１日には就任式が行われ、就任演説で今後４年の進路を示す。
大統領選で主張した「公平な社会」の実現に向け、財政や移民制度の改革、銃規制など内政の諸課題に取り組む。外交・安全保障では対テロ対策や中国や北朝鮮をにらんだアジア重視戦略を深化させる。
２１日の就任式やパレードには６０〜８０万人が訪れる見通し。約１８０人が参加した４年前の半分以下だが、それでも２期目の就任式としては過去最多になるという。
政権２期目では、クリントン国務長官やパネッタ国防長官、ガイトナー財務長官などの重鎮が退任。後任にはそれぞれ、ケリー上院外交委員長、ヘーゲル元上院議員、ルー大統領首席補佐官が指名されている。
２０日の宣誓式には、ミシェル夫人（４９）ら家族が同席。大統領は聖書に手を置き宣誓の言葉を述べ、式は１分程度で終了した。ジョゼフ・バイデン副大統領も同日朝、再任の宣誓を行った。
オバマ米大統領が就任宣誓、２期目始動 次女「良くできてたわ」
オバマ大統領は就任宣誓で、ミシェル夫人が持つ聖書に左手を置きながら、ロバーツ連邦最高裁長官の言葉を復唱した。就任直後の２００９年１月には語句を間違え、やり直したこともあったが、この日はよどみなく宣誓を終えた。
大統領は２１日の就任式で「統合」と「前進」をキーワードに、米国民が一体となった「米国の再建」を訴える。
