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哲学者の梅原猛さん、スーパー能「世阿弥」書き下ろし 京都で試演会

観世流シテ方梅若玄祥(うめわか・げんしょう)さん(64)らが世阿弥とその息子、元雅(もとまさ)との情愛を荘厳に演じた。

 作品は、芸術と政治の相克、能の未来への希望がテーマ。試演会では、元雅の霊が、世阿弥のもとに現れ、自分の死の真相を語るクライマックスの場面が披露された。「私は(能を守るために)喜んで死んだのです」などの現代語のやり取りが、緊迫感あふれる囃子の音色とともに舞台に響いた。

 スーパー歌舞伎ヤマトタケル」などを手がけた梅原さんが、国立能楽堂(東京)からの依頼で手掛けた「スーパー能」の第1弾。

梅若六郎 (56世) - Wikipedia

2009年(平成21年)二世梅若玄祥を襲名。

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