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知りたい!:「歌う美輪さん」衝撃 若者絶賛、自作「ヨイトマケの唄」

 東京・世田谷の自宅に美輪さんを訪ねた。「60年同じスタンスでやってきましたでしょ。これまでも『美輪は変わらないのに、世間がついてきた』と言われてきました。今度もそうかな、と」。ロココ調のゴージャスな応接間で静かに語る。


 美輪さんは35年、長崎市生まれ。父親は遊郭街で料亭とカフェを営んでいた。映画、演劇、音楽、そして色恋に囲まれた環境で「芸能と人生をたたき込まれ、パフォーマーの使命を与えられました」。


 長崎原爆で被爆終戦後、上京し国立音大付属高へ進むが家業の倒産で中退した。新宿駅で夜を過ごすうちに銀座のシャンソニエ「銀巴里」と契約し「国籍、年齢、性別不詳の丸山明宏」で売り出す。57年にシャンソン「メケ・メケ」がヒット、三島由紀夫が「天上界の美」と心酔した話は有名だ。マスコミは「神武以来の美少年」と持ち上げた。

 「日本の美を知る環境に育ち、それが軍国主義であっという間に否定されたのを見てきました。私のスタイルは、軍国主義に対するレジスタンス、戦闘服なんです」