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宝塚 アジア本格進出 国内は頭打ち 新ファン開拓へ

 台湾公演は台北で4月6〜14日まで計12回。国内で公演したショーとレビュー、新作ミュージカル「怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝 花盗人(はなぬすびと)」の3部構成で星組が担当する。「楚留香」は台湾で人気のキャラクターで、観客動員数は計1万8千人を想定し、すでに9割のチケットが売れたという。

 宝塚歌劇団は戦前から海外公演を手がけ、すでに17カ国で24回の実績がある。ただ、これまでは文化交流の一環で行われており、歌劇団がビジネスモデルの構築を目指して取り組んだのは今回が初めて。交流行事と違い、市場調査や協賛企業の募集、チケット販売まで歌劇団が仕切った。

 海外公演をビジネス化するのは、国内の観客動員に陰りが出てきたためだ。宝塚歌劇団の観客動員数は年間約250万人。宝塚大劇場兵庫県宝塚市)、東京宝塚劇場(東京都千代田区)に加え、地方公演もこなすが、リーマン・ショック後は、農協をはじめ、団体客が大きく減った。


 そこで、芸術鑑賞など学校教育の中での観劇を働きかけたり、演目にハリウッド映画やゲームの要素を取り入れ、時代に合った改革を進めてきたが、国内での成長には限界がある。


 企画室長の村川研策さんは「宝塚歌劇は100年続く日本を代表する芸術文化。アジアの人にも、男性にも見てもらいたい」と意気込む。近い将来、韓国や中国、香港、シンガポール進出を視野に、現地で関連グッズやDVDなどの販売も展開する計画。ネットワークづくりのため、訪日観光客の宝塚歌劇への誘致にも力を入れていく方針だ。

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