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ローマ法王:後継選出 コンクラーベは12日から

聖職者による性的虐待や不透明な資金運用などのスキャンダルで揺れる中、伝統に従ってイタリアなど欧州から後継者が出るか、改革断行のために中南米など他地域出身の次期法王を選んで新風を吹き込むかが焦点だ。

 コンクラーベには選挙資格を持つ80歳未満の枢機卿117人のうち体調悪化やスキャンダルを抱えて参加しない2人を除く115人が参加。内訳は欧州60人、中南米19人、北米14人、アフリカ11人、アジア10人、オセアニア1人。バチカンシスティーナ礼拝堂で3分の2の77票以上の支持を獲得するまで秘密投票を繰り返す。


 候補には、イタリアのアンジェロ・スコラ・ミラノ大司教(71)、ブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル・サンパウロ大司教(63)、カナダのマルク・ウエレット枢機卿(68)らが取りざたされているが、混戦模様だ。

コンクラーベ、12日から開催 新ローマ法王選出へ

 コンクラーベの日程をめぐっては、世界各地の枢機卿バチカンに集まり、4日以降、会議を連日開いて協議。決定に必要な枢機卿が7日に全員そろったことから、8日に投票で決定した。12日午前にミサを行った後、午後にバチカンシスティーナ礼拝堂に入る。

 コンクラーベで選挙資格があるのは80歳未満の枢機卿。当初は117人の予定だったが、このうち1人が健康上の理由で欠席。1人が性的に「不適切な行為」のために辞退した結果、選挙は115人で実施する。法王は枢機卿から選ばれるのが慣例。投票総数の3分の2の得票者が出るまで投票が繰り返される。

 カトリック教会は近年、聖職者による未成年者への性的虐待問題が相次いだほか、昨年には法王庁の内部文書流出事件があり、「権力闘争」もささやかれる。このため、新法王には教会の信頼回復や内部の改革といった取り組みが期待されている。

 コンクラーベは従来の規則では今月15〜20日の間に始まる予定だったが、法王空位期間の短縮化のため、ベネディクト16世が退位直前に前倒しできるように規則を改正していた。

法王選挙「コンクラーベ」 12日から NHKニュース

新しい法王が決まったかどうかは、投票用紙を燃やす際に礼拝堂の煙突から出る煙の色で外部に知らせることになっていて、煙が黒い場合は新しい法王がまだ決まっていないことを示し、法王が選出されしだい、白い煙が上げられます。

コンクラーベを前に、枢機卿らはこれまで5日間にわたって非公開で会議を続けてきており、次の法王についての事前の意見調整や、今後のカトリック教会の改革を巡って議論されたのではないかとみられています。