なぜ、数字だけを見てはいけないのか? 成功する会社は「理念」が大事!|会計士だけが知っている!「強い会社」をつくる儲けの公式|ダイヤモンド・オンライン
決算数字が良ければ企業の評価は上がりますが、財務指標ばかりを意識していると必ず弊害が起こります。本当の意味でも健全な経営をしている企業、つまり「強い会社」とは、数字を良くするだけでなく、確固たる経営理念や、企業としての高い志を持っていることが重要だなと思うんです。京セラ創業者の稲盛氏はJAL再建にあたり、まず幹部社員の意識改革を最優先したこともうなずけます。
例えば、私の本『強い会社の「儲けの公式」』で紹介した青山フラワーマーケットには、(1)成長、(2)チャレンジ、(3)お客様への貢献、という3つのルールがあり、これらはバランス・スコアカード(Balanced Scorecard)の理論に通じています。財務の視点とともに、学習して成長する気持ちや業務に対する意識を向上させ、顧客満足度を上げていく。こういった財務以外の視点を持つことで、結果として売上や利益にしっかりつながっていくわけです。
先日、新聞記事に掲載されたイチロー選手のインタビューが印象的でした。誰かの「ために」というよりも、誰かを「思い」何かをするほうがいい。見返りを求めることもなく、そこには愛情が存在しているから不幸な結果になることは少ないと語っていました。このイチローの哲学は、企業の経営理念にも通じるものだと思いましたね。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120907#1347028684
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100529#1275142774
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100515#1273927833
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090529#1243581527(経営する意味、生きる意味を見つけたくて、中村天風や安岡正篤の著作をむさぼり読んだ)