https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

米財務長官が欧州に内需拡大促す、独財務相と緊縮策めぐり見解相違も

財務省高官は記者団に対し、緊縮策がどの程度、経済成長を圧迫するかをめぐり、ルー財務長官とショイブレ財務相の間で見解の一致が見られなかったことを明らかにした。


そのうえで、欧州は需要押し上げと高水準の失業問題への取り組みの必要性を認識しており、双方は合意が得られる分野について集中的に議論したという。

ショイブレ財務相は記者団に対し、欧州をはじめ、財政再建と成長戦略が同時に成り立たないとみなす国はないとし、「成長、もしくは持続的成長に配慮した財政再建というのがわれわれの共通の立場だ」と強調した。

フランスのモスコビシ経済・財務相との会談後の共同記者会見では、ルー長官は「成長戦略と財政再建策における均衡の取れたアプローチが必要というのがわれわれの見解だ」と語った。


また、米国が強い欧州に関心があることを強調。「われわれは今後も多くの長期的課題に対処するが、米経済の強さは海外での出来事に引き続き非常に敏感になる。われわれは豊かな欧州に強い関心がある」と語った。


長官はまた、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)とのインタビューで、米政府による経済問題への取り組みに言及したうえで、「欧州も同様に、一段の内需拡大に向けどのような措置を講じることが可能か検討する必要がある」と語った。