大手コンビニのことし2月までの1年間の決算によりますと、本業のもうけを示す営業利益は、「セブン−イレブン・ジャパン」が前の年より2%多い1867億円、「ローソン」が7.2%多い662億円、「ファミリーマート」が1.2%多い431億円と、売り上げの上位3社がいずれも過去最高となりました。
その理由について3社は、野菜や総菜といったスーパーに近い品ぞろえを強化したことで、これまでの若者に加えて高齢者などにも客層が広がったことや、国内で新規出店を大幅に増やしたことなどを挙げています。
一方、「サークルKサンクス」と「ミニストップ」はいずれも減益となりました。
3社と比べて新規の客層を開拓するための商品の投入や売り場作りが遅れたためだということで、この分野を巡る戦略が進んだかどうかで明暗が分かれた形です。