ミャンマーでは、民主化運動のリーダー、アウン・サン・スー・チー氏が国外での活動が認められるなど政治の自由化が進んでいるほか、今月には新聞の検閲制度が廃止され日刊紙が半世紀ぶりに発行されるなど民主化が一層進んでいます。
ＥＵでは、去年４月からミャンマーに対する経済制裁を一時的に停止して民主化の動きを見極めてきましたが、このほど、経済制裁をほぼ全面的に解除する方針を固めました。
しかし、武器の禁輸や市民の抑圧に使われるおそれのある警察の装備などの禁輸措置は、当面、継続するとしています。
ＥＵでは、来週２２日にルクセンブルクで開かれる外相会議でこの方針を正式に決定するとともに、スー・チー氏が大統領就任に意欲を示している再来年の選挙に向けて、民主化を確実に進めるよう促す声明を発表することにしています。
