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ドラッケンミラー氏:長期の商品相場上昇は終わり - Bloomberg

1986年から2010年に年間平均30%のリターンを上げたヘッジファンド運用者スタンレー・ドラッケンミラー氏は、長期にわたる商品相場の上昇は終わったとの認識を示した。中国がインフラ投資より消費を中心とする経済成長に方針を転換するためだという。

ドラッケンミラー氏は8日、ニューヨークでの会議で「10年におよぶ商品の需要は終わったと思う」とし、「将来的にみると、商品は毒を含んだカクテルだ」と述べた。

また、オーストラリア・ドルについては「かなり下落する」と述べた。

一方、金融市場については、米連邦準備制度理事会FRB)のバーナンキ議長が「世界で最も不適切な金融政策」を講じているにもかかわらず、上昇が続くと予想。「今のところ深刻な弱気相場につながる状況はない」と語った。

ドラッケンミラー氏は、同氏が最も多くの株式を保有している銘柄はグーグルだとし、「これ以上の掘り出し物」は考えつかないと説明した。

商品相場下落、スーパーサイクルの終結示唆=著名ファンドマネジャー | Reuters

同氏は投資家に対し、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドなど収入の大部分をコモディティ輸出に依存する国々の通貨を避けるよう促した。


オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は今週、政策金利を過去最低の2.75%に引き下げた。ドラッケンミラー氏はこれを受け、豪ドル売りを投資家に推奨した。

また、コモディティ価格を支えている柱の1つである米連邦準備理事会(FRB)の月850億ドルの債券買い入れについて、これまでで「最も不適切な」金融政策だと指摘した。