QE終了に備えFRBがせっせと出口政策を練っている件(広瀬隆雄) - BLOGOS(ブロゴス)
ウォールストリート・ジャーナルが金曜日の引け後に「FRBは景気刺激策からのイグジット方法を模索している」と題した記事を出しました。
なお歴史的にWSJのFEDウォッチャーは、FRBが考えていたり、感じている事で、おおっぴらにボード・メンバーが口にできないようなことを、わざとリークして語らせる、言わばマウスピース、つまり口パク操り人形であると言われてきました(笑)
ヒルゼンラースが今回スクープしているのは(あるいは代筆させられているのは)850億ドルの債券購入プログラムをどう巻き戻しするか?という事について、FRBが大体、その手順を固めたという事です。
それによるとFRBはまずこれら債券の購入量をだんだん減らし、しばし立ち止りながら(in halting steps)雇用市場とインフレへの影響を確認する心算だそうです。
なお、実際にどのタイミングでこの「巻き戻し」プランが実行に移されるのかは未だ議論百出しているようです。
ジョン・ヒルゼンラースによれば「FRB高官は市場参加者が過剰反応しないようにするには、どうすれば良いのか、そのために巻き戻しプランをどう明確化すれば良いのかに頭を悩ませている」そうです。