焦点:米住宅価格上昇が覆い隠す市場の弱さ、健全性確保に懸念も | Reuters
米住宅市場の回復が過去の景気後退を抜けた後と異なるパターンを示しているため、ここ数カ月間の劇的な住宅価格の上昇は長続きしない可能性があると専門家はみている。
最新の指標としては、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が28日発表した3月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数が急上昇した。しかしアナリストによると、これには(1)過去最低の金利(2)極端に少ない住宅供給(3)一戸建て住宅への投資資金の記録的流入──が少なくとも一定の役割を果たしている。
つまり市場のファンダメンタルズは、表面的な住宅価格上昇が示すほど健全ではない可能性がある。