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焦点:中国が融和姿勢アピール、アジア会議で見せた「急転換」 | Reuters

今回の会議では、領有権問題やサイバースパイなど中国をめぐる懸案事項の解決は期待されていなかった。しかし、米中首脳会談を今週末に控え、PLAの幹部が融和姿勢をアピールしたことは、協力と対話を強調することで最近の強硬な主張をトーンダウンさせたい思惑があったとみられる。

会議を主催した英国際戦略研究所(IISS)のジョン・チップマン所長は、「PLA幹部らが対話の準備を整えていたのは疑いようもない」と指摘。「中国の強硬姿勢と彼らの姿勢は異なっていた」と振り返った。


フィリピンのガズミン国防相も「180度転換した」と中国の変化に言及。その上で「彼らの言葉が実行に移されることを望む」と警戒感も示した。

中国は、原油天然ガスが豊富にあるとされる南シナ海の広範囲の領有権を主張。これに対し、フィリピンなど東南アジア諸国が反発している。また、中国は日本とも東シナ海尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり対立している。


会議に出席したPLAの戚建国副総参謀長は、対話が「無条件の妥協を意味する訳ではない」と発言。領有権主張の根拠は示さず、東・南シナ海を航行する中国艦船については、「中国国内でパトロールすることは、正当であり議論を呼ぶものではない」と強調した。


その一方で、戚氏は「中国は平和を愛する国だ」として、出席者からの質問に答えるなど、中国をめぐる懸念を和らげようとする姿勢を見せた。

他の多くの国と異なり、中国が国防相を同会議に派遣したのは2011年の1回のみ。今回も国防相は不在だったが、ヘーゲル米国防長官に同行した米高官によると、中国の代表団には大きな変化があったという。


同高官は「昨年、中国の代表団の規模はとても小さく、比較的階級の低い代表の集まりだった」と指摘。その上で「今年は大勢で訪れ、討論会でも非常に活発だった」と代表団の変化を説明した。


また今回の会議中、アナリストらから中国の姿勢に懐疑的な意見がかなり出されたものの、中国代表団は厳しい質問にもためらうことなく答え、逆に難問をぶつける場面もあった。


中国軍事科学院の姚雲竹少将はヘーゲル長官に対し、米政府のアジア重視戦略が「中国の影響力に対抗する試み」ではないことを中国政府にどのように保証するのかと質問し、「中国は確信を持っていない」と訴えた。これに対し、ヘーゲル長官は「それはより緊密な軍事関係を築く上での重要なポイントだ。われわれは、誤算や誤解を望んでいない」と答えた。

中国、沖縄主権めぐり日本と争わず=軍幹部 | Reuters

中国人民解放軍の戚建国副総参謀長は2日、中国は沖縄に対する日本の主権をめぐって争うことはしないと述べ、中国紙に掲載された最近の記事の内容は一部の学者の見解にすぎないと指摘した。

人民日報は前月、沖縄は19世紀に日本が領土とする前、中国王朝の支配下にあった諸島の一部だとする2人の学者による論文を掲載した。

「尖閣諸島問題の棚上げを」 中国人民解放軍副総参謀長が主張 - MSN産経ニュース

 また、軍事同盟強化や仮想敵国の設定という「冷戦思考を捨てるべきだ」と、米国と日本などの同盟国を強く牽(けん)制(せい)した。