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生活・小沢一郎代表に聞く「首相の思想は強者の論理」(産経新聞) - 政治 - livedoor ニュース

 われわれの標語は「いのちと暮らしと地域を守る」。


 安倍晋三首相とは対極の考え方に立っています。


 安倍首相の思想は「競争力のある者がもうければいい」という小泉純一郎元首相と全く同じ理屈で、企業サイドの論理、強者の論理といっていい。これでは格差がさらに広がり、非常にいびつな社会になってしまう。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も、農林漁業だけでなく、国民皆保険制度の崩壊を招きかねない。弱者の論理に立った施策、すなわちセーフティーネットを整えた上での自由競争でなければ、弱肉強食の「獣」の世界と同じだ。


 憲法96条の先行改正にも危うさを感じる。憲法について語るのであれば、きちっとした理念と哲学、憲法と日本社会のビジョンを示さなければならない。安倍首相は憲法改正に関する発言をトーンダウンさせたが、自分の政治哲学であるなら、世間の顔色を見てしゃべらなくなるのはおかしい。


 国民は決して積極的に自民党を支持しているわけではない。それは(昨年12月の)衆院選後の地方選挙の結果にはっきりと表れている。小泉進次郎青年局長のお膝元の神奈川県横須賀市長選でも、自民党系候補が敗れたでしょう? 国民はまだ、自民党に代わるものに期待している。


 国民にそうした気持ちがある限り、政治家もその声に触発されていく。参院選後、野党が自民党に対抗する受け皿を作ることは十分可能です。