安倍政権の今後を占う上で重要なのは、安倍首相が心服するらしい「保守論壇」の動向である。最近の保守論壇はどうなっているのか? - 文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』
たとえば、安倍首相の政治家としての限界と悲劇は、明らかである。あまりにもその政治的言動が軽すぎるのである。その根本原因は、安倍首相が妄信し、影響を受けている「保守論壇」や「保守思想家」たちにあると、私は考える。
保守論壇が劣化しているからこそ、その影響を受けた保守政治家たちも同じように劣化しているのだ。
では、何故、保守論壇や保守思想家たちは「劣化」しているのか?
つまり、なぜ、昨今の保守思想家たちには「作品」がないのか。
それは、彼等が、作品を創造するうえで不可欠の「虚無」や「深淵」を覗き見たことがないからではないか。