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長谷川豊アナ語る「フジ女子アナが目指す出世コース」(女性自身) - livedoor ニュース

「フジの女子アナはセレブと思われがちですが、現実は違います。みんな、テレビに出演する身でありながら、実際はサラリーマンであるというジレンマを抱えて働いています」


 ジレンマの一つは、お金。
「フジでいうと、アナウンス室は下請け部署の一つなので、領収書はいっさい切れません。経費が一切認められないんです。努力しているアナウンサーはアスリートやタレントと飲むなど交流し、独自のエピソードや話題を聞き出しているんです。そうした食事代も全部自腹です。フジは年功序列で、アナウンス職も一般職も給与は同じ。その同じ給料の中から、自腹で払うんです」


さらに、人気の女子アナともなると、高いメイク道具や衣装もすべて自腹。“必要経費”が上乗せされる。

そんなフジテレビの女子アナたちが目指す“出世コース”があるという。


「月〜金の帯番組のキャスター枠ですね。ここに収まるとひとつのゴールとなるんです。番組でいえば『めざましテレビ』、『とくダネ!』、『FNNスピーク』、『Super NEWS』、『ニュースJAPAN』、そして『すぽると!』。女子アナはみんな、これに出たいんです。で、そのなかでも特別なのが『めざまし〜』なんです。報道畑を目指すなら、『Super〜』か『ニュース〜』という選択肢もあるんですが、フジの女子アナの4番バッターというと、イコール「めざまし〜」なんです」

 視聴率20%を超えるような、人気バラエティ番組のレギュラー司会はどうなのか?


「バラエティは出演するタレントが主役で、女子アナはあくまでもサポート役。だから視聴率の高い番組を多数持っていても、帯番組キャスターのほうが重要です。そうした枠に入るには、先任の誰かが引退をしないといけない。ライバルは多いし、みなキャスターの席を狙っている。ずっと同じ番組に出つづけるというのは、皆さんが思っている以上に精神的にタフな世界だと思います」

 そうした努力の果てに、その枠のキャスターの座につくことができたら、世界は一変するという。


「非常に楽しい世界が待っていますね。得られるものも圧倒的に大きい。キャスターとしての実績ができれば当然、知名度も信頼感も格段に上がりますから、フリーキャスターの事務所からもお声がかかり、CMの起用にもつながります」