答えがどう出るか、日本人の感性に合うのか、宝塚ファンに認められるのか、全く見えない手探り状態での初演。しかも、いっちゃんのサヨナラ公演。
初演メンバーにとっては、ものすごいプレッシャーだったと思います。
それはもう計り知れないほどに。
しかし、結果は素晴らしいものに。
この、初演の大成功があったからこそ、今なお上演が繰り返されている「エリザベート」
この上なくぴったりで、実力者の揃ったキャスト陣。
「プレゼントあげよう。愛の証なんだ。」
と、ゆきちゃんフランツが、花總さんシシィにネックレスをつけてあげるシーンをみながら、
「ゆきちゃんは、本当に指先が器用やってんな。このネックレスもゆきちゃんが作ったんだよ。」
と言う母。
帰り際に、母が一言。
「ホントにいい時代の宝塚を観てたんだね。」
宝塚には、いつも「いい時代」であってほしいな〜。
と、つぶやいてみた。