国際帝石がカザフ巨大油田の生産を開始 - MSN産経ニュース
国際石油開発帝石は12日、中央アジアのカザフスタンにある世界有数の巨大油田「カシャガン油田」で原油生産を開始したと発表した。帝石を中心とした日本勢の企業連合が7・56%の権益を持ち、10月にも取り分の出荷が始まる予定。
開発には日本勢に加え、米エクソンモービルなどの欧米系メジャー(国際石油資本)やカザフスタンの国営石油会社が参画している。
ただ、カスピ海沖から日本に原油を直接輸送するのは航路が長距離になりすぎるため難しく、帝石は基本的に欧米系メジャーなどとのスワップ取引で同等量の原油を輸入する方針だ。
帝石は「石油鉱業の歴史からみてもそれなりの位置づけをされる巨大油田だ。メジャーのなかに帝石が絡めたことに意義がある」と強調している。