安倍視察は逆効果 「防護服フル装備」に世界はショック ゲンダイネット
さらに唖然ボーゼンとさせられたのが、突然、東電に5号機、6号機の廃炉を求めたことだ。
「安倍首相は『事故対応に集中させるため』と説明していましたが、両機は震災のダメージも少なく、原子炉は冷温停止で安定しています。今すぐ作業に取り掛かる必要は全くないから、パフォーマンスですよ」(科学ジャーナリスト)
誰がどう考えても、一刻も早く対策を打つべきは1〜4号機だ。ボンクラ首相のピンボケ発言で、福島原発の現場はさらに大混乱だ。それでなくても安倍の視察は現場作業員から大不評なのだ。作業員から視察現場の実情を明かされた渡辺博之・いわき市議はこう言う。
「首相や議員が視察するたび、現場の作業はすべて中断されます。仮に事故があれば大変なことになるからです。視察する人は(安全に)セットされた現場しか見られないから、詳しい状況は分かりません」