https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ミュージカル:宝塚歌劇団花組公演 蘭寿らが心情うまく表現=評・小玉祥子 毎日jp(毎日新聞)

 仏革命後のパリで、詩人のアンドレア(蘭寿とむ)と伯爵令嬢のマッダレーナ(蘭乃はな)は恋に落ちる。アンドレアの文は民衆の支持を得るが、ジャコバン党の逆鱗(げきりん)に触れて捕縛される。マッダレーナは、伯爵家の元使用人で党の要人のジェラール(明日海りお)にアンドレアの命乞いをする。


 貴族の中に入っても、革命後のジャコバン党の粛清の嵐の中にあっても、アンドレアはこびずに自己の信念を通す。体制の変革でどん底に落ちたマッダレーナは、アンドレアの文章に救われ、ジェラールはジャコバン党が理想とは異なる方向にかじを取っていくことに悩む。


 激動の世に身を置く3人の心情が、うまく描かれ、演者がそれぞれに個性を発揮して魅力的。天使を思わせる2枚の大きな白い羽をあしらった装置(松井るみ)が、アンドレアが口にする「魂の翼」と呼応し、効果的に用いられる。回り舞台で裏と表になり、革命の陰陽をも象徴する。