下村文部科学大臣は「議員辞職に当たる行為だと思う。まさに政治利用そのものであり、看過することがあってはならない。これを認めれば、いろいろな行事で天皇陛下に対し手紙をお渡しするのを認めることになる」と述べました。
谷垣法務大臣は「憲法上、天皇は国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しないとなっている。政治家である参議院議員が書状を提出することは、天皇陛下を国政に引きずり込むことになりかねないのではないか」と懸念を示しました。
民主党の松原国会対策委員長は、記者会見で「今回の行為は、権力を持つ国会議員が、天皇陛下を政治利用する意図があることは間違いなく、到底許されるものではない。今後の推移を見ていきたいが、議員辞職をすべきだという意見に私は共感をする」と述べました。