■

猪木氏に懲罰動議　「参院の秩序乱す」で陳謝か - MSN産経ニュース

自民、民主、公明、みんな、共産の与野党５党は８日、参院の許可なく北朝鮮に渡航した日本維新の会のアントニオ猪木参院議員に対する懲罰動議を山崎正昭参院議長に共同提出した。１３日にも参院本会議で可決され、その後、懲罰委員会に付託される見通し。

　懲罰動議は猪木氏の行為を「重大かつ明白なルール違反。参院の秩序を乱すもので看過できない」と批判している。国会法は国会の秩序を乱した議員に対し（１）戒告（２）陳謝（３）登院停止（４）議員の身分を失う除名−の４種類の懲罰を定めている。７月の参院選後初めてであることから、陳謝になるとの見方が出ている。

　参院事務局によると、参院で懲罰動議が可決されれば、昭和２７年以来６１年ぶりとなる。参院では昭和２５年に除名の懲罰が下された例がある。

　懲罰動議提出に先立ち、参院議院運営委員会の岩城光英委員長は８日、国会内で猪木氏から事情を聴取した。猪木氏は「ルール違反だった。今後は十分に留意する」と陳謝した。維新の松野頼久国会議員団幹事長も８日、猪木氏に事情を聴いた。週明けにも党としての対応を検討する。