ヘッジファンド金買い越し減少−強めの米指標で緩和縮小観測 - Bloomberg
ヘッジファンドは金相場の上昇を見込むロングポジション(買い持ち)を減らす一方、ショートポジション(売り持ち)をこの4週間で最も大きく増やした。7−9月(第3四半期)国内総生産(GDP)など米経済指標が予想を上回る数字となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が刺激策を縮小するとの観測が強まった。商品全体の買い持ちも4月以来最大の落ち込みとなった。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、金の先物とオプションを合わせたショートは5日終了週に37%増と、先月15日以来最大の伸び。一方、ロングは4.9%減少した。この結果、ロングの枚数からショートの枚数を差し引いたネットロング (買い越し)は13%減の8万7689枚となった。米国で取引される商品18銘柄全体のネットロングも20%減の65万8263枚。綿のポジションが今年最低に落ち込んだほか、原油も6月以来最低となった。