ケネディ氏、駐日大使就任を宣誓「敬意と協力関係強化」 - ZAKZAK
新駐日米大使のキャロライン・ケネディ氏（５５）が、１５日（日本時間）に来日する。これを前に１２日（米東部時間）、ケネディ氏は国務省で大使への就任を宣誓した。
着任を前に同日夜、日本大使公邸で祝賀レセプションが開かれ、初の女性駐日米大使の門出を祝った。ケネディ氏は公邸の日本庭園にある茶室「悠々庵」で、佐々江賢一郎駐米日本大使らと緑茶を一服たしなんだ。
着任を目前に、ケネディ氏は日本国民に向けメッセージを送り、「日米の緊密な友好関係、戦略的同盟、経済協力を発展させていく。日米両国民は自由、人権、法の支配を守る決意を共有している。私の大使としての目標は、互いへの敬意と緊密な協力関係を強化することだ」と抱負を語った。
これにあわせて、ケネディ氏は日本国民に向けた２分余りのビデオメッセージもインターネット上に公開しました。
この中で、ケネディ氏は父親のケネディ元大統領と写った幼いころの写真を紹介しながら、「公務に尽くす家庭に育った私は真摯（しんし）な対話と協力を通じ、困難を解決する姿を見てきた」と述べました。
そのうえで、「私は日本という美しい国の歴史と文化を学び、日本を訪問したこともある」と述べ、２０歳のころに広島を訪れ、平和な世界の実現を願うようになったことや、新婚旅行で京都や奈良を訪れて日米の国民が共通の価値観で結ばれていると実感したことなど、日本への思いを語りました。
そして、「大使として日米の緊密な友好関係、戦略的同盟、経済的協力を発展させていきます。日米で力を合わせて世界に貢献していきましょう」と意気込みを語り、最後には日本語で「日本でお会いしましょう」とメッセージを締めくくっています。
