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米上院が議事妨害規則の変更可決、共和党から大統領指名人事の阻止権奪う | Reuters

19世紀半ばから続く歴史ある規則の変更により、上院の仕組みは根本から変化する。

19世紀半ばから続く歴史ある規則の変更により、上院の仕組みは根本から変化する。


規則変更は、フィリバスターを打ち切る決議に必要な賛成票数を現在の60票から51票に減らすもので、賛成52、反対48で可決された。規則変更は最高裁人事と通常法案審議には適用されない。


フィリバスターの変更計画は過去に何十回も持ち上がったが、両党ともに利用を望んだため、その都度存続を繰り返してきた。単純過半数の賛成票でフィリバスターを打ち切れるようにすることは「核オプション」と呼ばれる重大な変更で、将来、民主党が上院の過半数と大統領ポストを失えば、同党に跳ね返ってくることになる。


オバマ大統領はフィリバスターを「あらゆる活動を打ち砕いてしまう、向こう見ずで情け容赦ない道具だ」と批判し、規則変更を讃えた。


規則変更により、大統領が指名した裁判所や閣僚、規制当局の人事承認が迅速化しそうだ。


民主党フィリバスターの規則変更に動いたのは、連邦高裁判事の大統領指名人事を共和党が阻止したのが最終的な引き金となった。大統領はまた、メル・ワット下院議員(民主党)を連邦住宅金融局(FHFA)の次期局長に指名しており、真っ先に動き出すのはこの人事となりそうだ。