バフェット氏がエクソン株買い増し―ソロス氏はマイクロソフト購入 - WSJ.com
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは14日、米石油大手エクソン・モービルの34億5000万ドル相当の株式を7-9月期に取得していたことを明らかにした。これにより、同社の約1070億ドルの株式ポートフォリオへの大規模な組み入れとなった。
バフェット氏はこれまでに、バークシャーの数十億ドル規模の株式投資は自身が担当していると述べていたため、バークシャーによるエクソン株の取得は同氏が決めたとみられる。バークシャーがこれほど大量の株式を購入したのは、2011年に米IBMの107億ドル相当の株式を取得して以来となる。バークシャーの投資マネジャーのトッド・コームズ氏とテッド・ウェシュラー氏は小さめのポジションの売買を担当している。
バークシャーが保有するエクソン株4010万株は、エクソンの発行済み株式（44億株）の1％に満たないが、第6位株主となっている。
バフェット氏のエネルギー会社への投資成績はまちまちだ。08年に株主に送付した書簡では、石油・ガス価格が暴落直前のピークに近づいていた時に米石油大手コノコフィリップスの株式を大量に取得したことを後悔していると述べた。「石油・ガス価格が上昇することはあっても、取得したタイミングがまずかったことでバークシャーに数十億ドルの損失を被らせた」とした。バークシャーは6月末以降、コノコの保有株を5億ドル相当余り減らし、9月末時点では約9億4000万ドル相当のコノコ株を保有していた。
バークシャーは07年にテキサス州の電力会社エナジー・フューチャー・ホールディングスの20億ドル相当の社債を購入したが、これについてもバフェット氏は後に「大きな失敗」と述べた。同氏は12年の書簡で、天然ガス価格の低迷が続いているため、バークシャーはエナジーの社債の大半について評価損を計上したと明らかにした。
一方、バークシャーは英製薬大手グラクソ・スミスクラインの保有株を約35万株に減らしたほか、仏製薬大手サノフィと米衛星放送大手ディレクTVグループの保有株も減らした。
エク・モービル | GCオプティキャスト
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