50万人が支持したノート術 「ノート1冊方式」が一番使える3つの理由|情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]|ダイヤモンド・オンライン
旧版でのノートを使う主な目的は、入れた情報を自在に参照するということ。つまり「情報整理」でした。今回は、そこからさらに一歩踏み込んで「ノートを使った知的生産」まで解説しています。
では、そもそも「知的生産」とは一体何でしょう? この言葉を広めた民俗学者・梅棹忠夫氏は、次のように説明しています。
「ここで知的生産とよんでいるのは、人間の知的活動が、なにかあたらしい情報の生産にむけられているような場合である、とかんがえていいであろう。この場合、情報というのは、なんでもいい。知恵、思想、かんがえ、報道、叙述、そのほか、十分ひろく解釈しておいていい。つまり、かんたんにいえば、知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら──情報──を、ひとにわかるかたちで提出することなのだ」(『知的生産の技術』梅棹忠夫/岩波新書)
「知的生産」の重要性が叫ばれ始めたのは、いわゆる“ものづくり”に陰りが出てきた1970年代のことです。すでに40年も前の話になります。
このころから現在まで、ビジネスパーソンは知的生産と格闘し続けてきた、と言っても過言ではないでしょう。画期的な新商品、ユニークなサービス、世間に衝撃を与えるコピー、斬新なコンセプト、それまでの常識を覆すような本……。こういったものをどうつくり出せばいいのか?
ところが、ほとんどの場合、その期待は裏切られます。せっかく集めた情報を使いこなせない。手間がかかって続けられない、と。では、なぜ知的生産術は破綻するのでしょうか。
「高度すぎるから」です。
- 作者: 奥野宣之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/11/29
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