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ノーベル経済学賞のシラー氏、米株式市場のバブルを懸念 | Reuters

シラー氏は「まだ警鐘を鳴らす段階にはないものの、多くの国の株式市場は高値にあり、一部の不動産市場では急激に価格が上がっている。これはまずい結果を招きかねない」と述べた。


その上で「最も心配なのは米株式市場の活況だ。それは米経済が依然として脆弱であるという理由にもよる」と語り、金融とハイテクの両セクターは過大評価されているとの見方を示した。


一方でサンパウロリオデジャネイロでの住宅価格の過去5年間にわたる上昇は「劇的」とみている。


同氏は株式市場全般について「2004年の米国の状況にちょっと似ているように思える」と表明し、今が投資の好機だという声や、中間層が増大しつつあるとの指摘は米国で2000年ごろに聞かれた主張だと付け加えた。


さらに「世界はなおバブルに対して非常なもろさを抱えている」と強調した。