11月米総合PMI改定値、サービス業好調で改善 雇用指数は3月以来の低水準=マークイット | Reuters
マークイットが4日発表した11月の米購買担当者景気指数(PMI)総合指数の改定値は56.2と、前月の49.6から上昇した。速報値の57.1からは下方修正された。
サービス業PMI改定値が55.9と、前月の49.3から改善し、全体を押し上げた。
50が拡大と縮小の分岐点となる。
ただ、採用の増加ペースはサービス業および民間部門全体で鈍化。雇用を示す指数は総合、およびサービス業PMIでともに52.4となり、3月以来の低水準となった。
マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「政府機関閉鎖という事態が来年再び発生することを企業は懸念している。この先行き不透明感が採用に影響しているようだ」と述べた。
「雇用を示す指数の改定値は速報値から下方修正され、民間部門の非農業部門雇用者が(月間)約15万人増となっている状況と一致している」とし、「非農業部門全体の雇用者数が14万人増の伸びにとどまる可能性がある」との見通しを示した。
6日に発表される11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が18万人増になると予想されている。
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