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日刊ゲンダイ|「秘密保護法」強行成立 安倍首相が進める暗黒の“3年計画”

呼びかけから、わずか1週間で「反対する学者の会」に2000人が名をつらねたのも、これが市民を「弾圧」する法律だと分かっているからだ。

 これほど大急ぎで成立させたのは、法案の中身が明らかになるほど、反対の声が強まると恐れたからだ。

「安倍首相は政権に返り咲いた直後の今年1月、第1次安倍内閣のコアメンバーを集めて『すべては7月の参院選で多数を握ってからだ。あの時、やれなかったことをすべてやる』と宣言しています。第1次内閣の時、挫折したのは日本版NSC、秘密保護法、集団的自衛権国防軍創設、改憲……です。参院過半数を押さえた首相は、予定通り、スケジュールを進めているのでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 その一方、官邸周辺からは、こんな声が漏れている。


「最近の安倍首相は顔色が悪い。持病の潰瘍性大腸炎が再発したのではないか、と懸念する声もある。もともと難病を抱え、薬で抑え込んでいる状態ですからね。体力が残っている間に、日本版NSC、秘密保護法……と、片っ端から成立させると決めたのではないか」

「いま政界は『3年間国政選挙はない』が共通認識になっています。そのため自民党も、民主党も、無気力になっている。政治家は選挙が近づかないと必死にならない。自民党議員は執行部の顔色しか見ていないし、民主党議員も『どうせ選挙は3年後だ』と本気で安倍政権を倒す気がない。50人いる維新の会にいたっては、解散・総選挙になったら、ほとんどの議員は落選確実だから、波乱を起こしたくないのがホンネです。これからの3年間で、安倍首相の計画は、次々に実現していくと思う。秘密保護法は、その一里塚です」(鈴木哲夫氏)

 12・6は「あの日が歴史のターニングポイントだった」と、10年後に指摘されることになるだろう。