平成10年度より現在に至るまでの16年間、皇學館大学に所属してきたが、その皇學館大学を今年度末(すなわち平成26年3月31日)を以て退職し、宗教法人「生長の家」の国際本部というところへ移籍することになった。地球環境問題の解決に貢献するための決断である。
私の研究関心が「市場をめぐる政治・経済思想」にあることは、本ブログの読者ならご存知だろう。すなわち、市場の必要性は認めつつ、市場が人間および自然環境に対して暴力的な作用を及ぼすことがあるという問題を思想的に探求していきたいという研究関心である。
実を言うと、私は祖父の代から生長の家を信仰している家に生まれた。そして、母を通じて生長の家を伝えられ、24歳の頃からその信仰を糧に人生を生きるようになっていた(ちなみに、私の妻との結婚も、その生長の家の信仰を縁としたものである)。
その生長の家の国際本部はこれまで東京・原宿にあったが、八ヶ岳南麓の山梨県・北杜市に“森の中のオフィス”を建設し、今年の10月より本部機能をそちらに移して、自然と共生する新たな文明の構築を目指す運動を展開している。その“森の中のオフィス”が来年4月からの私の職場である。したがって、私たち夫婦と一人娘(10歳)の家族三人で、山梨県・北杜市へと転居することになる。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131114#1384425489