アメリカの航空会社「アメリカン航空」と「USエアウェイズ」は、9日、合併を完了し、輸送実績で世界最大規模の航空会社が誕生しました。
合併する前の「アメリカン航空」は、世界のおよそ50か国で1日3500便を運航し、輸送実績で世界第3位、一方の「USエアウェイズ」は国内線を中心に1日3000便を運航し、第5位の航空会社でした。
合併により、新会社となった「アメリカン航空」は輸送実績で首位だった「ユナイテッド航空」を上回って世界最大規模の航空会社となります。
しばらくの間、「USエアウェイズ」の名前での航空便も存続することになりますが、これまで「USエアウェイズ」として加盟していた航空連合「スターアライアンス」は来年の3月末で脱退し、「ワンワールド」に加盟します。
アメリカでは2008年の世界的な金融危機のあと、「ユナイテッド航空」と「コンチネンタル航空」が合併するなど、航空会社の再編が相次いでおり、「デルタ航空」も含む大手3社に集約されることになります。