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徳田議員 姉が容疑認め失職の見通し NHKニュース

徳田毅衆議院議員の姉のスターン美千代容疑者(46)は、去年の衆議院選挙で、地方議員の買収などに充てる6000万円の裏金を用意したなどとして今月4日、公職選挙法違反の疑いで再逮捕され、東京拘置所に勾留されています。
13日午後、勾留の理由を明らかにする手続きが東京地方裁判所で行われました。
この中で美千代容疑者は「逮捕、起訴された事件にまったく異論はないし、素直に認めたい」と述べ容疑を全面的に認めました。
そして「徳田家は違法な選挙の中心にいた」としたうえで、父親の徳田虎雄前理事長や逮捕されている母親ら家族に対し、「法に触れたのであれば応分の責任を取るべきだ。最大の責任を取らなければならない私の家族は何事も隠さず真実を語ってほしい」と呼びかけました。
今回の手続きは、美千代容疑者の請求に基づいて行われましたが、これについて弁護士は法廷で「徳田議員を思うばかりに逮捕されたほかの家族や職員がこれ以上、無理をするのを望まないという思いを明らかにしたかったからだ」と説明しました。
弁護団によりますと、美千代容疑者は今後、裁判でも罪を認めて争わない方針だということで、徳田議員は連座制が適用されて失職する見通しになりました。

勾留の理由を明らかにする手続きが終わったあと、スターン美千代容疑者の弁護団が会見を行いました。
この中で櫻井光政弁護士は先月12日に逮捕されたあと、黙秘や否認を続けてきた美千代容疑者が一転して容疑を認めたことについて「今月4日の再逮捕の数日前、家族の事件であり、弟の徳田議員を応援するために病院の職員らに働いてもらったのだから関係ないとは言えないという心境に至った」と明らかにしました。
美千代容疑者は地方議員の買収などに充てる裏金を準備したという再逮捕の容疑について「買収に使われるかもしれないと思ったが、幹部職員らに『選挙に金が必要だ』などと頼まれて止めることができなかった」と話しているということです。
一方、13日の手続きの中で裁判官が証拠の隠滅や逃亡のおそれがあると勾留の理由を説明したのに対し、弁護団は美千代容疑者は容疑を全面的に認めていて、勾留する必要はないとして速やかに保釈するよう求めました。

選挙違反事件 発言の詳細は NHKニュース

黒いスーツに白のシャツ姿で法廷に現れたスターン美千代容疑者は、用意した紙を読み上げる形で意見を述べました。
はじめに「選挙を戦うにあたり、従前のやり方を受け継ぎ、法をないがしろにしてしまったことに痛切に責任を覚えます。逮捕、起訴された事件に異論はなく、素直に認めたい」と述べ、みずからにかけられている容疑を全面的に認めました。
そのうえで「有権者の皆様や、違法だと知らずに選挙運動に関わった職員たちに深くおわび申し上げます」と謝罪しました。
このあと「徳田家は違法な選挙の中心にいた」としたうえで、父親の徳田虎雄前理事長や逮捕・勾留されている母親ら家族にどうしても聞いてほしいことがあると話し始めました。
美千代容疑者は「法に触れたのであれば応分の責任を取るべきだ。最大の責任を取らなければならない私の家族には何事も隠さず、罪を恐れず、真実を語ってほしいと切望しています」と述べ、ほかの家族にも容疑を認めるよう呼びかけました。
最後に美千代容疑者は、「私自身、最初は真実を語るのをためらいましたが、真実は隠し通せるものではなく、すべてを正直に話した今、これでよかったと思っています」と述べて裁判官に向かって頭を下げました。