インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」は、決済や送金の手段として使われているほか、最近では投資の対象にもなっていて、価格が急騰しています。
東京のセキュリティー会社「トレンドマイクロ」によりますと、この仮想通貨を手に入れるためのコンピューターウイルスが世界的に広がっていて、日本はことし９月以降で３０００件近くと、世界で最も多い感染が確認されたということです。
このウイルスには、不正に改ざんされたホームページを閲覧することなどで感染し、そうしたパソコンは、仮想通貨を得るための取り引き処理などに、勝手に悪用されるということです。
トレンドマイクロの岡本勝之シニアスペシャリストは、「ビットコインは価格が急騰しており、今後はビットコインそのものを盗み出すウイルスが増えることも予想される。利用者は不審なサイトや怪しいメールを閲覧しないよう注意してほしい」と話しています。
