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本当はザックが頭を抱える、本田のミラン「背番号10」 - ライブドアニュース

ミランのガッリアーニ副会長が「クリスマスツリーなら中盤の右だ」と明言。現地メディアも「ブラジル代表MFのカカと<ダブル司令塔>のペアを組む」とかまびすしい。


「クリスマスツリー」とはDF4人―守備的MF3人―司令塔2人―1トップの布陣のニックネーム。選手の配置図が「クリスマスツリーの形に似ている」ことから、そう呼ばれるようになった。


 ミランの布陣はイタリア代表FWバロテッリが相手ゴール前に陣取って1トップ。その後方左側にカカが、右側に本田が配置される。左のアウトサイドをガーナ代表MFムンタリが、右をイタリア代表MFモントリーボが担当。中央でオランダ代表デヨングが相手の攻撃の芽を摘んでいく。

「本田は、日本代表ではトップ下や1トップで使われているが、もともと器用なタイプではなく、特定ポジションに固定した方がベターです。ダブル司令塔の場合、カカがボールを持てばストライカー的な動きを、1トップが左右に流れた場合には空いたスペースを埋める動きを要求される。劣勢が続くとボランチの位置まで下がり、守備に奔走することもある。右膝と左足首に持病を抱えている本田は、フルに動き回るほどの状態ではないし、生来の鈍足なのでアレコレ要求されてもこなせるかどうか……」

 日本代表では、試合中のポジションチェンジは本田自身の裁量に任されており、守備的なプレーも免除されている。「ミランでダブル司令塔」報道にザッケローニ監督は「ホンダがミランでツブされるのではないか。日本代表に大きな悪影響を及ぼしかねない」と心配しているともっぱらだ。